県道、小島太田線の下浜田の信号をさらに100メートルほど南側にいくと、右側に美容室
ピノキオがある。その角を右折。道路沿いに行くと、右に観音堂の屋根(写真上)が住宅に
囲まれながら見える。
入口はさらに道を進み突き当りを右折すると、すぐ右側。観音堂は蛇川のほとりにある。
突き当たりの道路を隔てた畑の中には、戦後掘った大きな観音池がある(写真下)。
地元の人の話では、松島観音堂と直接は歴史的な関係ないという。
平安時代後半、安倍貞任一族の松島美濃守、貞俊が、観音像を背負って諸国を巡業したとき、
故郷の松島と少し違わない景地があったので感激して堂を建立して観音像を安置した。
昔から馬頭観世音を本尊として祀り、現在では馬頭観音の石碑が境内に立つ。吉祥寺が
管理しており、 毎年4月18日には本尊を観音堂に移す。
西側には蛇川が流れ風情があるが、近年土地の分譲が進み、近くまで住宅が押し寄せてきている。
馬頭観音 ≪松島観音≫ :: 太田市
<巡礼案内>
米珠山 多聞院 吉祥寺 松島観音堂(まつしまかんのんどう 高野山真言宗)<松島観音>
本尊:不動明王、霊場本尊:馬頭観音
〒373-0821 太田市下浜田町760番地(本堂)・同1218番地(観音堂)
TEL:0276-45-3217 住職:黒澤義祥
<納経所>
吉祥寺 観音堂の500mほど東南。観音池の東側にある県道、
小島太田線の三叉路(信号)を東に進むと、
右側の路地の陰に愛育保育園(TEL:46-3926)がある。
そこを南に折れる。本堂は平成2年再建の鉄筋コンクリート造り。
松島観音堂の本尊を安置。 鎌倉中期の開山。その後、
火災ですべてを焼失するが、安永4年(1775)に再建。
本堂は平成2年再建の鉄筋コンクリート造り。 関東88ヶ所霊場の12番札所。