相続の思い出

解決してよかった! - 明るい将来への希望 -

「僕の母が3年前他界し、父も後を追うように、今年亡くなりました。両親の遺産は、
今住んでいる家とアパートがあります。

両親とも遺言を残してくれていなかったので、話合いによってその遺産を分ける
ことにしました。

ところが、足利市に住んでいる長男が話し合いに応じません。子供の頃、両親から
勘当を受け、家にいられない状態になっていたからです。

何度、話合いの場をもっても譲らず、最近は会うことさえ拒否しますそのため、
遺産分割のための協議書も作成できません。

このような事態になって、初めて樋口司法書士に相談しました。すると、どうしても
話合いができない場合には、家庭裁判所に遺産分割のための調停を申し立てる
方法がある、と教えられました。

藁をもつかむ気持ちで、家裁に調停を申し立ててみました。しかし、長男は話合いの
中で一歩も譲らず、調停は不成立に終わりました。

そこで、最後の望みとして、家庭裁判所の審判の手続きをすることにしました。
その審判で長男も納得し、ようやく遺産相続の内容が決定しました。

その内容の登記申請を、以前相談した樋口司法書士に頼みました。

依頼してから、約1週間後、新しい権利証ができあがりました。その権利証をみると、
遺産分割のときの苦労、そして、健在だった頃の両親の笑顔が目に浮かびます」