第33番 小倉峠観音堂

馬頭観音 ≪峠の観音≫ :: 桐生市


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堤町三丁目の信号を右手に曲がり、渡良瀬川の渓流を左手に見ながら川沿いに進む。
川が途切れてきたあたりをさらに右手に進路をとると、焼きまんじゅうと陶器いう看板を掲げた
小さなギャラリーがある。目立たないので注意を要する。

その3軒ほど先の右手に急カーブの峠に上がる坂がある。曲がり口には数基の石塔が
立っている。曲がり角はコンクリートのいくぶん高い壁になっている。

途中から舗装の切れた山道に車を止め、その先は徒歩で登る。しばらく歩くと、右手に
馬頭観音と彫られた大きな石碑が現れる(写真下)。雑木林に囲まれながら、古びた石段が
上まで続いているのが見える。

その185段の高い石段を途中休み休み、息を切らしながら登る。登りきると、目の前に簡素な
観音堂が現れる(写真上)。結願寺にふさわしい山寺のお堂であり、辺りは静寂に包まれている。
観音堂の裏手の山道は、 さらに頂上に続いている。

<巡礼案内>
 小倉峠観音堂(おぐらとうげかんのんどう)<峠の観音>
 本尊:馬頭観音
 〒376-0041 桐生市川内町一丁目553 無住

<納経所>
 瑞雲山 東禅寺(臨済宗)本尊:阿弥陀如来
 〒376-0041 桐生市川内町一丁目369番地
 TEL:0277-65-6742 住職:菅原泰夫
 
 小倉峠観音堂の本尊である馬頭観音を安置。正中2年(1325)開山の古刹。
 観音堂からさらに川内町一丁目の二又の道を右に進みしばらく行く。その途中、
 右手に東禅寺と銘の刻まれた高い石柱が立つ。見落さないように注意。

巡礼歌
 『巡り来て みのりの舟に 渡良瀬の み仏拝む 誓いたのもし』
 『今日までも 親と頼もみし 笈摺を 解きや納る 花の小倉に』