第82番 宝龍寺


国道407号を高林の交差点から南に行き、古賀オールを過ぎたあたりに、右に神社、左に床屋が
ある。その角を左折。

少し行くと右手に本堂の屋根が見える。畑の中に本堂と庫裡が建つ。

本堂は間口六間・奥行五間の比較的大きな建物で、平成12年に屋根を修復されている。境内の
入口には、江戸中期の地蔵菩薩や供養塔などが立ち、 その脇に墓地が広がっている。

縁起は、古文書が存在しないため不詳。大泉町の願成寺の末寺であり、住職の家族は薬局を
経営している。薬局は大泉町の本通り、群馬銀行(横町信号の西)の合い向かい。 店の裏に広い
駐車場がある。

本堂の本尊は、薬師如来。金色に輝く高さ30センチメートルほどの座像が、祭壇の中央に祀られて
いる。彼岸や盆などに、村の総代たちが本堂を開く。その隣には、 庫裡がこぢんまりと建つ。

周りには、畑の風景がかなたまで広がる。田舎ののどかな雰囲気が境内全体を包み、心まで
広くさせる。

帰りは、大泉町の吉田の交差点から、そのまま千代田に進み、光恩寺(78番納経所)に寄る。

そこで、蓮光寺(78番)と宝龍寺(82番)のご朱印をもらう。

<巡礼案内>
 薬王山 宝龍寺(ほうりゅうじ) [高野山真言宗] 本尊・薬師如来
 〒373-0826 太田市古戸町690 無住

<納経所>
 光恩寺 TEL:0276-86-2157
 〒370―0503 邑楽郡千代田町赤岩1041 住職・長柄行光
 北関東36不動11番札所

巡礼歌 『補陀落や 利根の流れに 宝龍寺 薬師の利益 古戸に輝く』