第45番 聖眼寺


錦桜橋を渡り最初の錦町三丁目の信号を左折。しばらく行くと桐商があり、その先に浄水場が
ある。そこの元宿町の信号を左に曲り、 一つ目の角をすぐ左折すると右側にある。

境内は広く、樹齢200年以上の多羅葉、高野槙(まき)、大楓などの木々が生い茂る。

東側にこぢんまりと山門があり、その正面に昭和39年再建の本堂が建つ。左の建物は薬師堂。
右には庫裏があり、ここが納経所 を兼ねている。

縁起は不詳。永正年間(1504~1521)の創設と推定される。天正元年(1573)、火災のため焼失。
再興にあたった弘算法師は、天正11年(1583)高野山に登った。

このとき、高野山系の寺となり、寺名を聖眼寺とした。正保年間(1644~1648)に再び炎上。
現在の伽藍はその後の再建である。

本堂の裏手は丸山砦跡になっていて、その麓に墓地が広がる。渡良瀬川が見渡せる広々とした
景観に、しばし心もなごむ。

新上州33ヶ所4番、関東88ヶ所9番の各札所。

<巡礼案内>
 慈丸山 心応院 聖眼寺(しょうげんじ) [高野山真言宗] 本尊・大日如来
 〒376-0027 桐生市元宿町15-19 住職・後藤龍寿

<納経所>
 同寺(兼44番) TEL:0277-44-6302

巡礼歌 『渡良瀬を 渡る旅人 見上げれば 心はなごむ 慈丸の御山』