第7番 蓮葉院


館林の北部、渡良瀬川の堤防近くの、足次西という信号からそのまま200mほど北側に進むと、
右側にある。足次西の信号は見落しやすいので、要注意。

蓮葉院は天正2年(1574)の開基。大正3年(1914)近くの万日堂を合併し、後に本堂を新築。
昭和57年、本堂を改築(写真上)。本尊は大日如来。

境内の一画には、そろばん塾の教室があるが、普段はひっそりしている。
霊場として聖観音が祭られている。
50センチほどの座像であり、霊場本尊であることを示す木札が打ちつけてある。
開設時の聖観音像は1メートルほどあり、2間半のお堂に安置されていたという。

<巡礼案内>
 明王山 蓮葉院(れんよういん 新義真言宗)
 本尊:大日如来、霊場本尊:聖観音
 〒374-0079 館林市上早川田町311番地 無住

<納経所>
 如意輪山 観音寺(新義真言宗)本尊:如意輪観音
 〒374-0073 館林市足次町175番地
 TEL:0276-73-2641 住職:広沢篤雄
 
 蓮葉院から南に500メートルほど行くと、第九小学校がある。観音寺はそのすぐ南。
 室町時代末期の天文元年(1532)創建。明治5年(1873)には、敬業学舎が観音寺を
 仮校舎として発足。後の第九小学校である。それにちなんでか、境内には
 等身大の石の教育地蔵が立っている。

 江戸中期にあたる寛政12年(1800)に火災に会いすべてを焼失したが、
 5年後、現在の土地に再建される。

巡礼歌 『早川の 流れ絶えせぬ 誓いにて あまねく救う 御手の蓮葉』