第11番 浄光寺


国道122号線、龍舞という信号の北側を南に曲がると、休泊中学校がある。
浄光寺はその西側。国道から入るとき、道が細いので間違えないように注意。

門前には左手に、広いゲートボール場がある。

入口には2本の太い石柱が立ち、すぐその先が本堂である(写真下)。

本堂には本尊である阿弥陀如来が祀られ、両脇に道元禅師、瑩山禅師などの尊像が並ぶ。

本堂西側には観音堂と十王堂が並んで建っている(写真上)。
昭和59年築の観音堂には、信者が故人の菩提を弔うため寄進したものであり、
内陣には千手観世音が祭られている。 また、十王堂には、ぜんそくを治すという
“しょうずか婆さん”が安置されている。

その他、市指定重要文化財の五輪塔が四基立つ。四基とも鎌倉時代のもので、
凝灰岩で作られている。

浄光寺は天正12年(1584)、小田原北条氏が金山城を攻めたときに、伽藍を焼失。
その後再建され、 曹洞宗に改宗された。

かつては寺域は広く、観音堂は300メートルほど離れた場所にあったという。

途中の国道122号線、石原の交差点には、北関東随一のショッピング総合デパート、
イオンがあり、同じ敷地内に、 日帰り温泉、安眠の湯が造られている。

<巡礼案内>
 瑞蓮山 浄光寺(じょうこうじ 曹洞宗)
 本尊:阿弥陀如来、霊場本尊:千手観音
 〒373-0806 太田市龍舞町1766番地
 TEL:0276-45-1565 住職:天津璋道 副住職:天津道孝

<納経所>
 同寺 TEL:0276-45-1565
 住職は臥せっているときがあるので、迷惑にならない時間帯を選ぶ。

巡礼歌 『夜日共に 浄き光の 絶えせぬは 衆生済度の 誓いなるらん』