第21番 法光寺


原病院の十字路を左(東)に進む。少し行くと、 なぐも病院の立て看板があり、すぐ先に
ブロック塀で囲まれた道がある。それを右折。広瀬川に出る手前のT字路を右に曲る。法光寺の
裏手に出る。

境内に保育園が造られていて、園児の保護のため厳重に警備処置が施されている。

正面には、延享3年(1746) 建立の粋な山門が建つ。脇には3メートルほどの白亜の観音像が
立つ。

門の先には、入り母屋造りの間口六間の本堂が建っている。何度かの火災によって本堂を
失っているが、現在の本堂は、 明治41年、近くの能円寺を合併した際、移築した建物である。
能円寺は当時、毛陽高等小学校が設置されていた寺院であった。

この寺は、大同4年(809)、 僧の法光が薬師如来を祀った法光庵を結んだのが、始まりだと
されている。庵は修験者の宿泊所として、栄えた。その後、正和5年(1316)、能満寺の開山、
快尊が隠居して法光寺と改めた。

昭和54年に、弘法大師1150年御遠忌を記念して、庫裡を完成、同 59年に山門と本堂を改修、
そして、平成6年に客殿を落慶している。

境内は広々としている。その裏と東側には、広い駐車場が整備されている。

<巡礼案内>
 瑠璃光山 薬王院 法光寺(ほうこうじ)  [真言宗豊山派] 本尊・薬師如来
 〒370-0126 伊勢崎市境下武士827-2 住職・松本寧至

<納経所>
 同寺 TEL:0270-74-0415

巡礼歌 『子を産める その父母の思 山寺 訪(とぶら)うがたき ことはあらじな』