運動公園の南側のT字路を北に進み、角にセブンイレブンのある一つ目の信号を南に曲る。住宅地を
しばらく行くと、朝の時間帯のみ“進入禁止”の看板の立つ道があるが、その道をそのまま真っ直ぐ進む。
突き当たる直前のミラーのある細い道を左に折れる。
少し進むと住宅に囲まれながら、左手に国貞寺が建っている。住宅地で細い道が入り組んでいるため、
迷わないよう注意。
短い参道の先に石柱門が立つ。門を入るとすぐ左手に、地蔵菩薩や二十二夜塔など多くの供養塔が
立っている。その周りには墓地が広がっている。
正面の本堂は、昭和33年に再築になった入母屋造り、間口五間半の建物である。内陣の本尊は、
木造の不動明王立像である。
過去、何度かの火災により文献が焼失したため、寺の由緒は不詳。江戸末期には、寺子屋が開設
されていた。
境内には、かつて観音堂もあり、明治期に薬師堂も合併したが、両者とも存在しない。現在は、本堂の
右手に庫裡が建つのみである。最近まで無住だったが、 今は住職がいる。
この寺のある地区は、元来、別所というが、宝泉地区の別所町と区別するため、東別所町と名づけられた
という。
<巡礼案内>
威徳山 月輪院 国貞寺(こくじょうじ) [真言宗豊山派] 本尊・不動明王
〒373-0815 太田市東別所町216 住職・澤元雄
<納経所>
薬王寺(80番) TEL:0276-45-8920