69番から東へ200メートルほど行くと、右手に群馬断熱の大きな工場がある。そこを過ぎ、
同工場の広い駐車場の手前、左側に細い十字路がある。
民家の後ろに墓地が広がり、お堂が建つ。そこが念仏堂である。地元では陵と呼ばれ、
ほとんど久保田家の墓で占められている。
以前のお堂は茅葺だったため崩れ、しばらくの間、 お堂がなかった。
平成9年に檀家の久保田家を中心にお堂を新築し、墓地も整理した。お堂は現代風の
宝形造りであるが、均整のとれた立派な建物である。まだ新しいせいか、 墓所には明るい
雰囲気が漂っている。
墓所の一画に、白い玉石が敷かれ、中央に石灯籠が立てられている箇所がある。その
周りを、三猿の庚申塔や二十二夜塔などの石造物が取り囲んでいる。
狭い場所だが、ここだけが聖地のようであり、心に安らぎを感じることができる。
お堂の中はきれいに整頓され、中央に阿弥陀如来が祀られている。彼岸やお盆などには、
お堂が開かれる。蓮台寺持ちのお堂であり、教王寺が兼務している。
<巡礼案内>
念仏堂(ねんぶつどう) [高野山真言宗] 本尊・阿弥陀如来
〒373―0844 太田市下田島町398 無住
<納経所>
教王寺(88番) TEL:0276-32-1143