

不動橋から南が丘団地へ行き、寿屋酒店の先の細い道を左手に折れる。まっすぐ行くと、
民家の先に真新しい観音堂が立っているのが、見える。 民家の手前の道を右折すると、観音堂の
前に行く道が続いている。
お堂は新しく、平成13年の築。入口に観音寺を示す大きな石柱が2本立つ。
かつては利根川沿いにあったが、たび重なる洪水のため大正2年、現在地に移転。 昭和38年、
ひょう害で建物が崩壊。翌年再建されたお堂も朽ち果て、 檀家の協力で平成13年に本堂を新築した。
境内の片隅に、庚申塚などの石造物が現在でも残されている。また、お堂の西側には、
檀家たちの墓地が造られている。
縁起は不詳であるが、岡田半左衛門が奈良の長谷寺において観音信仰を思い立ち、 この寺に
十一面観音を納めたといわれている。
現在は、深谷市の光明寺が兼務している。
6番に立寄った後、上武国道で利根川を渡り橋を下りて、すぐコンビニの前の鋭角を左折。まっすぐ
行くと、右手に光明寺がある。
粋な山門の先に境内が広がり、本堂と庫裡がある。90歳の住職がやさしく納経に応じてくれる。
<巡礼案内>
大慈山 観音寺(かんのんじ) [高野山真言宗] 本尊・十一面観音
〒370-0414 太田市前小屋町1739番地 無住
<納経所>
光明寺 TEL:048-571-3303
〒366-0011 埼玉県深谷市石塚758 住職・日野快應